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大判プリントのお話

大判カラープリンター(A2サイズ以上)が出始めた頃、 「どうすればきれいに出力できるか」ということに四苦八苦していたような記憶があります。
当時はまだ、大判カラープリンターの黎明期。ゆえに、色合い、質感、共に今の水準とは比べ物になりませんでした。 そんな当時のプリンターで、自然な発色、質感が必要な画像、例えば、赤ちゃんや女性の肌を表現するには 「中間色」という少しやっかいな色味を上手に調整しなければなりませんでした。
そこで、私達は「プリンターの性格をよく理解する」という事に取り組みました。 長所と短所をハッキリさせることで、自分たちの仕事をちゃんと組み立てる。 当時は手を加えられる範囲が狭かったので、それはとても大切なことであり、とても大変なことでもありました。

当時、富士ゼロックス社のバーサテックというプリンターを主力機として使用していました。 このプリンターは屋外サイン向けの性格が強く出ていました。 構造上、プリントされる画像はドットが太くザラザラした質感になってしまうので、 パネルやポスターといった近距離で閲覧するものにはとても不向きなものでした。
同じ頃、屋内用のプリントには大日本スクリーン社のCCSというインクジェットプリンターを使用していました。 CCSは印刷機製造メーカーならではのノウハウが詰まった高精細描画が可能なプリンターでした。 ところが、高精彩が故の副産物的なものだったのでしょうか、温度と湿度の微妙な管理が必要であったために、 CCS専用の小部屋が用意されていました。

余談ですが、とても暑がりな私は、夏場にCCSのプリントがあったりすると 率先してその中に入っていったものでした。

あれから十数年、様々な個性を持ったプリンターが登場してきました。
近頃のはすごいです。多様性、高解像度化、ハイスピード化など、技術面での飛躍的な進化と同時に、 あの頃には無かった「お手軽さ」という夢のような機能が、しかも当たり前かの如く備わっているのです。 簡単に導入して、簡単に操作して、何も悩まずに「ボタンぽんっ」の感覚で、簡単に綺麗なプリントできてしまう。
「町のプリント屋さん」にとっては少しばかりつらい状況になっているのです。

そんな中、私達は常に新しいご提案ができるように、日々頑張っています。
「お手軽さ」で得られる当たり前の結果には満足しないのです。
私達にしかない「知恵」をプラスしていく事、またそれができるという事。
それは、十数年前から考え続け、頑張ってきた成果なのだと自負しております。

ポスター用、パネル用、屋外広告用
シール、電飾、ホワイトボード、マグネット、和紙
様々なメディアとアイディアを用意してお待ちしております。

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